物事を考える上で、大切なことは考えるという行為ではなく
どういう結論を出したのかが重要です。
そのためには、その結論を導き出すための根拠を示すことが必要です。
ロジカルシンキングとは、結論を納得してもらうためのツールだと思います。
ロジカルシンキングの過程には、4つの工程があります。
①分析
事象を分解することで、正しくその事象を把握すること。
事象を大きく捉えてしまうと、誤った解釈をしてうことがあるため小さく分けて考える必要があります。
例えば、売上が前年より30%落ちているという事象に対して、
A店、B店、C店がある中で、すべての店舗が落ちているのか、もしくは1つの店舗だけが落ちているのかによって捉え方は変わってきます。
②評価
分析をした結果、良いのか悪いのかを判断する。
判断をするためには、比較対象が必要となります。
比較対象を選択する際には、なぜその比較をしたのかを述べる必要があります。
③仮説を立てる
仮の答えを出すこと。
現在からの仮説は、類推
似たような事象から、推測をすること。
例えば、A店、B店、C店、D店があり
AB店は関東、CD店は関西にあるとし
AB店は売上が上がり、CD店は売上が落ちたとした場合
関東は売上が上がり、関西は売上が下がっていると定義できます。
このように同じカテゴリーに分けて考えて仮説を立てる事で、より精度の高い仮説を立てることができます。
過去は因果関係
その事象と直接的な原因を探すことで現在を予測する。
過去にこんな事があったから、現在はこうなるだろうという考えです。
例えば、過去に競合他社であるA社が新商品を発売した場合、自社の売上が落ち込んだのであれば
過去のデータから売上が落ちた原因をA社が新商品を出したからと考える事ができます。
未来は予測
あくまでも憶測であり、答えはありませんが
現在の事象から予測をする事が大切です。
④選択する
分析、評価、仮説を立て、選択をする。
これまでの過程は、選択をするためにありました。
その選択がどういうデータから考え、なぜそのデータから考え、選択をしたのかの根拠を明確にします。
今回ロジカルシンキング について、学びました。
ロジカルシンキング は納得感を強めるための根拠を示せるかということが大事だと気づきました。
一つの事象に対して膨大なデータから分析し、答えを選択する。答えが複数ある中で、その答えを導き出すに至った根拠をしっかりと示すためにロジカルに考える必要があります。
ロジカルシンキング は相手を論破するためのものではなく、納得してもらうためのものです。
この事を念頭に置き、日常から様々な事を考えていきたいとおもいました。